ソフトウェア開発におけるアドオンは、主に「追加機能開発」という意味で使われます。業務をサポートする業務パッケージソフトは、多くの会社に使用してもらうために業務に必要な機能は一通りそろっています。しかし、パッケージソフトは一般的な要件を満たすよう作られたものであって、特定の会社向けに作られたものではありません。そのため会社によっては既存の機能だけでは満足できず、かゆいところに手が届かないという状況が発生することがあります。そこで登場するのがアドオン開発です。
アドオン開発は、ユーザーの要望に応えてパッケージソフトに個別のカスタマイズ機能を追加します。アドオン開発はいわば特注品の製造なので、そのカスタマイズ機能を使用できるのは要望したユーザーだけです。
ECサイトを作成する際に、ECパッケージを使う場合もあるでしょう。そのときに「この機能があればいいのに」と思うことがあれば、問題解決のためにパッケージベンダーにアドオン開発を相談する手もあります。
しかし、アドオン開発は保守を複雑にすることなので、すべてのベンダーが了承するわけではないと留意してください。