EOSとはElectronic Ordering Systemの頭文字をとった略語で、ECサイトで導入されているシステムの1つです。コンピュータとインターネットを介して、企業と仕入れ元がお互いにオンライン上で発注データを交換できるのがEOS仕組みです。このシステムが誕生する前は電話やファックス、手書きの伝票などとてもアナログな方法でしか発注業務を行うことができませんでした。EOSの場合、大量のデータを正確に、そしてスピーディーに処理することができます。さらに複数の発注先がある場合、それぞれに連絡を取らなくても良いという点も、EOSの特徴です。
EOSのシステムによって、コンピュータが自動的に各業者へとに発注データを送信してくれます。発注側は1つずつ業者に発注するという手間と時間を省け、業務の簡略化や効率化に繋がります。1990年代頃からEOSの適用範囲を広げた「EDI」が普及してきました。EDIは商品の発注以外にも仕入れ、請求、支払といった業務を全てコンピュータで一元管理することができるシステムです。