eCPMはeffective Cost Per Milleの略語で、インプレッション課金の形式がとられていない広告のコストを、インプレッション課金型の広告コストをあらわす指標であるCPM(Cost Per Mille)、つまり広告表示1,000回あたりのコストに換算したものを指します。換算方法は簡単で、広告コストをインプレッション数(表示回数)で割った結果に1,000を乗じれば算出することができます。
ECサイト内で広告を運用する際に、費用対効果の評価や分析はとても重要です。その広告のコスト評価では、インプレッション課金型であればCPM、クリック課金型だとCPC(Cost Per Click)、成果報酬型ならCPA(Cost Per Acquisition)と、課金形式によって用いられる指標が異なっており、そのままでは広告の課金形式を選択する際にどれが最適かを判断することはできません。異なる課金形式同士を比較したいときは指標を統一する必要があり、eCPMであらわす方法はその手法の一つです。ただし、インプレッション課金型とその他の課金形式では配信手法が異なるため、課金形式を変更したい場合は他の指標も参考にして、詳細に分析してから判断を行う必要があります。