店舗を必要とせず手軽にはじめられるECビジネスですが、やはり利益をあげるためには多くの人に知ってもらうことが重要です。そのためには広告を出す方法が最も一般的ですが、CPOとはそのような広告の費用対効果をはかる指標のひとつです。正式名称はCost per Orderで、商品などの受注1件、購入客1人あたりにかかる広告費用を表します。CPOは広告費用を広告によって得られた購入客数で割ることで算出できます。この数値により、どの広告方法が最も効果的かを検証するわかりやすい指標となります。
広告そのものにかける費用を低くおさえ、多くの人に購入してもらうことができればCPOの値は低くなり、つまり費用対効果は高いということになります。ただし、単純に数値だけを比較するのではなく、その後のリピート率まで考慮しなければ全体の利益にはつながらないため、CPOだけで判断するのは危険です。同じ商品や同じサイトで多様な広告方法を試し、どの方法や媒体が最も効果的かを判断し、広告を出し続けつつCPOを定期的に算出し、定点観測的に用いるのが賢い使い方といえます。