CVRとは、「Conversion Rate」の略になります。Webサイトにアクセスした人のうち、何人がコンバージョン(商品購入、会員登録、資料請求など)に至ったかを確認するための指標で、1に近いほどいい値です。たとえば、ひと月のコンバージョン数が1,000で、サイトへのアクセス数が20,000だった場合、CVRは0.05になります。
ECサイトの場合は、顧客が商品を買うことがゴールになります。多くの顧客がゴールまでたどり着ければそのサイトは優れていると言えます。しかし、サイトの優劣を調べるにはコンバージョンの数だけでは不十分です。
たとえばサイトAとサイトBがあったとして、2つともコンバージョン数が500だったとしても、サイトAはアクセス数が3,000、サイトBがアクセス数10,000だったのならば、サイトBのほうが多くの顧客を逃していることがわかります。
ECサイトを訪れたのに何も買わずに離れる顧客が多いのは、それだけサイトに問題があることを意味しています。サイトの優劣を確認するためには、アクセス数に対するコンバージョン数を明らかにすることが必須です。