パンくずリストとは、Webサイトを訪れたユーザが今サイト上のどこにいるのかを提示するために、ページ上部に階層順にリストアップしてリンクにしたものです。グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」の中で、主人公たちが森の中で帰る時に迷子にならないように、目印としてパンくずを落としていったエピソードに由来しています。パンくずリストは、ユーザビリティを高めるだけでなく、SEO対策としても効果を期待できます。
Googleなどの検索エンジンに、サイトを上位表示させたり、より多く露出させたりするには、クローラーという情報収集ロボットに、サイトの情報を収集してもらう必要があります。この時、クローラーの巡回効率が重要になります。クローラーは設置したパンくずリストを読み取ることによって、効率的にサイト内を巡回できるようになります。巡回効率が高まると、クローラーに正しく情報が伝わり、コンテンツに対する正しい評価を得ることができ、検索エンジンでの上位表示につながります。パンくずリストは、SEO対策が難しいと言われるECサイトにも有効です。