UXはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、ユーザーが商品やサービスを利用してみて得られる経験を意味します。似たような言葉にUI(ユーザーインターフェース)がありますが、こちらは主にデバイスの操作性の良し悪しを指すときに使われます。
たとえば、あるECサイトを訪問して、 商品をクリックするときに選びやすい、会計ボタンを押しやすいといった感想を抱いたらそれはUIに対する評価です。対して、商品一覧が見やすい、自動的におすすめ商品が出てきてくれて便利、読み込み時間が短くてストレスがないという具合に、ユーザーがサイトを見て触れた結果感じたあらゆる感想がUXの評価になるのです。
人のイメージの9割は第一印象で決まると言われていますが、逆を言えば人はそれだけ見た目を重視して評価を下しているということです。第一印象の大切さは物にも当てはまります。ECサイトのデザインが見苦しかったり、日本語が間違っていたりすると、怪しいサイトと思われて離脱されてしまう可能性もあります。
UXはユーザーの購買意欲を左右する重要な要素になり得るのです。