tmallはアリババグループが運営する中国最大のBtoC-EC型のショッピングモールサイトです。tmallは2013年に開設されたサイトで、2017年時点で累計7万以上の店舗が出店するほどの規模を誇っています。tmallには中国国内の企業だけではなく、海外の企業も出店が可能です。
tmallは出店する企業に対して厳重な審査を行っています。中国のECサイトでは模造品や非正規品が数多く出回っているという問題があります。tmallは、そうした模造品を排除してユーザーからの信頼を高めるために出店に基準を設けることにしたのです。
tmallに出店するためには、中国本土の営業許可証や商標登録証が必要となるので、外国企業はなかなか出店しにくい状況にありました。しかし、「tmall global」という越境EC用のモールが新たにオープンしたことで、外国企業も出展しやすくなったのです。日本からも複数の企業がtmallに出店をしています。
13億以上の人口を抱える中国は日本企業にとっても魅力的な市場です。その市場に参入するためにはtmallは有効な選択肢と言えるでしょう。