SKUとは

 2024.04.19  株式会社DGコマース

SKUは、Stock-keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)の略称です。スーパーやECサイトなどの小売店が使用する、商品の最小単位を指します。

SKUとは

SKUとは発注や在庫管理をする際の最小単位のことです。わかりやすく言うと、同一の商品であった場合でも、サイズや種類、内容量などで商品を区別し、より詳細に分けた際の単位です。販売する場合のアイテムの種類と考えるとわかりやすいかもしれません。

例えば鍋を販売しているお店があったとします。鍋のサイズは、18cm・20cm・22cmの3種類です。お店が鍋を数えるとき、「鍋」でまとめて一括りに数えるのではなくサイズ別に数えるでしょう。その場合、「3SKUある」ということになります。ここで、22cmサイズのものには別売りの蓋があるとします。そうなると、4SKUです。逆に、別売りではなく必ず鍋とセットで購入しなければならないのなら、3SKUのままです。鍋本体と蓋の製造メーカーが別々のところだったとしても、必ず一体で販売するのであれば2つで1SKUとするのです。

このSKUという概念は物流から小売りまで、在庫管理をする必要のある業種では基本的に必要な考え方で、もちろん商品を販売するECサイトでも必要になってきます。>

SKUの区分の考え方

SKUをどのように定義するかについては管理する企業(店)が自由に決定することができます。JANコードをSKUの基準にしている企業もありますし、独自の基準で定義づけている場合もあります。例えばアパレル企業などは色やサイズ展開が豊富なため、よりアイテムを詳細に区別できるよう専用コードを使う場合もあります。>

販売するアイテムや企業によって区分の定義は異なりますが、以下のような内容は別のSKUとしてカウントされる場合が多くあります。

  • アパレル商品などで、色やサイズが異なるもの
  • 同じ商品だが、内容量が違うもの、ばら売りやケース販売など販売の単位が違うもの、瓶詰や缶詰など容器が異なるもの。
  • 商品・内容量は同じだが、パッケージのデザインが異なるもの

>期間限定の増量キャンペーンや有名人やアニメなどとコラボレーションしたパッケージデザインなどは、従来商品と混ぜて販売してしまうとクレームにつながりかねないため、別のSKUとして管理した方がよいでしょう。>

SKUの必要性

SKUは発注業務や在庫管理を行う際に重要な概念です。ECサイトを例にとると、どのようなアイテムがどれくらい売れたのかを把握することは重要ですが、仮にそれがTシャツである場合、どのカラーのどのサイズがよく売れていて発注しなければいけないのかを把握する必要があります。これはアイテムの管理だけでは把握が難しいため、EC販売においてSKUは在庫管理の重要な指標になります。>