PaaSとはパースと読み、よく比較される語としてSaaSがあります。こちらはサースと読みますが、どちらも共通しているのはインターネットに接続することを前提にしたクラウドサービスであるということです。なかでもPaaSは、Platform as a Serviceの略で、クラウド上にOSやミドルウェアなどの開発環境を開放し、ユーザーがそれを利用してアプリケーション開発などを行うことができるサービスです。
自らが運営するECサイトを改善し、ユーザビリティを向上させるためのアプリケーション開発を行う際、PaaSを利用すると、アプリケーションの設計デザインは自社のシステムやイメージに合わせた形で作成できることに加えて、開発環境はクラウド上に揃っていますから、それをインストールする必要がありません。当然データサイズなどを気にすることもありませんし、セキュリティの面でも安心です。開発システムも整っていますので、アプリケーション開発にかける時間とコストを抑えることが可能です。