AISASは、Attention(注意)Interest(関心)Search(検索)Action(購買)Share(情報共有)の頭文字を合わせたもので、インターネットが普及してから提唱された消費者の行動プロセスを指します。
ネットが普及する前の消費者の行動プロセスはAIDMAと言われていました。Attention(注意)Interest(関心)の部分は同じですが、DはDesire(欲求)、MはMemory(記憶)を意味します。購買欲求が湧いて、商品を記憶して店に行き、Action(購買)するという流れを指すのですが、ネット社会の到来でAIDMAは通用しなくなりました。ユーザーは気になった商品があれば検索して、そのままECサイトに移動して買い物ができるようになったからです。
Desire(欲求)、MはMemory(記憶)がSearch(検索)に置き換わっているのは買い物が手軽になったことを意味します。また、AISASの最大の特徴は購買のあとに、Share(情報共有)というプロセスがある点です。これはSNSの発達によってユーザーが商品情報を発信できることを指し、その影響力が企業にとって無視できないほどになっているということです。
EC事業における適切なマーケティングを行うにはAISASを念頭に置く必要があります。