買掛とは商品を購入したり、サービスの提供を受けたりした側が代金の支払いを後に行う決済方法で売掛の対義語です。売掛が商品やサービスを提供した事業者側が後で代金をもらう権利を持っているのに対して、買掛は後から代金を支払わなければならない義務を負っているといえます。そのため、仕訳をするうえで売掛が資産に分類されるのとは反対に、買掛は負債に分類されます。
とはいえ、買掛金というのは会計上の話になるので一般消費者が後払いの契約で買掛金があると意識することはほとんどありません。ECサイトの運営においては、商品の仕入れなどの支払い予定の代金が主な買掛金となるでしょう。